MASAOの彩り備忘録

普段の何気ない日常を切り取って、モノクロの毎日に彩りを添えていきます♪

【読書MEMO】日本人の特徴に沿って、効果的な目標設定の立て方を学ぼう

f:id:faie2103okokre:20191104224751j:plainこんにちは、MASAOです。

「日常に彩りを」をコンセプトに、日々の出来事を綴っていきます 。

 

ようやくこの記事を書くことになりました。今までの「読書をしていただけの自分自身」を変えようと思って、これからは読書の内容やそれを読んで感じたこと、具体的な行動を記事にすることで理解を深めたいと思います。今回の書籍はこちらです。

世界を変えたいなら一度

世界を変えたいなら一度"武器"を捨ててしまおう

 

強烈なタイトルであるこの書籍は、友人にオススメして頂きました。自分では選ばなさそうな書籍だから価値がある。内容は主に目標設定について書かれていましたが、早速アウトプットしていきます。

まずは日本人の特徴を歴史を元に紐解いてみる

f:id:faie2103okokre:20191104224307j:plain

目標設定の話をする前に、日本人は欧米人と比べて目標設定をするのが苦手な人種だと書かれています。欧米人は鳥のような視野で全体のルール作りや仕組みを考えていたのに対して、日本人は目先の物事に非常に集中するそうです。

欧米人と日本人の大きな違い、それは奴隷制と放牧の伝統の有無の違いです。たとえば、イギリスなどは植民地時代にプランテーションで、現地人をまとめて動物のように管理して、コントロールしてきました。(中略)つまり欧米人は、自国の利益や自分(資本家)の利益のために有利な仕組みを伝統的に作ってきた民族なのです。

出典:『世界を変えたいなら一度〝武器〝を捨ててしまおう』(24ページ)

日本はモノづくりで発展してきた国です。それ故に、技術を磨いていくことに特化して全体を俯瞰してルール作りや仕組みを作ってこなかったという国民性があります。元々あるルールの中でどれだけ秀でるかをずっとやってきたそうです。

日本人がサラリーマンが多い理由にも繋がっていきそうな気がしますね。つまり、与えられた環境の中で試行錯誤して行動していくほうがやり易く、そもそも環境から作っていく起業という働き方が日本人にマッチしにくいと言うことでしょうか。

ビジョンやミッションという形からの目標設定

 では、これからは実際にどんな目標設定を意識すれば良いのでしょうか。

目標の立て方に、まずビジョンやミッションと掲げて、それに従って各目標を立てていくという手法があります。まさしくこの目標の立て方が戦略から目標を立てるやり方です。アファメーションというのも、まず自分がなるべき姿をイメージし、そのゴールに向かって目標を落とし込んでいくというもので、基本的には同じです。

 出典:『世界を変えたいなら一度〝武器〝を捨ててしまおう』(41ページ)

例えば、「TOEIC700点を取る」という目標設定があったとします。今まで日本人が得意としていたことは、700点を800点、900点に上げていくということです。

しかし、大切なのはTOEIC700点を取った先にどんなビジョンを描いているのか?そもそも、TOEIC700点は必要なのか?

上記の視点を養うといいと書かれていましたし、自分自身もそう感じます。どんなビジョンを描いているのかが非常に大事で、そこからの逆算で具体的な行動や数値目標に落とし込んでいくことがポイントです。

目先のスキルを磨き続ける前に、まずは大きな視野で先を思い描いてみるのもいいのではないでしょうか。

目標達成のための「順次戦略」と「累積戦略」

f:id:faie2103okokre:20191104225035j:plain

そして、目標達成をしていくためには2つの戦略を同時並行で進めていくことが大切だと書かれており、それが「順位戦略」と「累積戦略」です。

「順次戦略」とは、目標やゴールを決めて、それに対してやるべきことを具体的にし、進捗を数字で表して進んでいくという戦略です。いわば、すごろくゲームのようなものだと書かれています。

「累積戦略」とは、目標やゴールに対して、効果的なのかどうか分からないことを継続し続けて成果に繋げていくことで、書籍の中では「しらみ潰し」と表現されています。この「累積戦略」で大切なことは、それを人に公表する必要がないということ。自分の決めたことを淡々と継続することで自分の自信や確信に繋げていくということです。

つまり、自分のなりたい姿やビジョンを描いて、それに効果的な行動を継続していきながら、一方で成果と関係がなさそうな自分の決めたルールを徹底的に継続していくということです。ぜひ、この2つを織り交ぜて効果的な目標達成に繋げていければと思います。

まとめ

日本人はルールの中で行動するのが得意で、目の前のスキルや技術をより高めていくことで経済発展をさせてきました。高度経済成長期はまさしくこの考え方でしたが、これからは欧米的な視点も必要になってくると思います。

目の前の技術やスキル、つまり「武器」の性能をあげることに注力するのではなく、まずは将来を描くこと。そして、逆算して具体的な行動や数値目標に落とし込みながら、日々決めたことを継続して実践していく。

欧米人が得意な「順次戦略」を取り入れながらも、日本人が得意とする「累積戦略」でコツコツ決めたことを継続していく。この記事を書いている現在は11月初旬です。

もうすぐ2019年が終わり、2020年が到来します。目標設定を立てやすい時期がやってくるので、ぜひこれを参考に2020年の目標設定に生かしていただければ幸いです。