MASAOの彩り備忘録

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これからの50年、どう生きる?少子高齢化の現状と課題、未来を考えてみる

こんにちは、MASAOです。
「日常に彩りを」をコンセプトに、日々の出来事を綴っていきます 。

 

約2週間前にボクの目を引くニュースが飛び込んできました。日本の少子高齢化はずっと前から言われていたことですが、このニュースを見た時に、改めて現状を理解することがとても大事だと感じました。

news.yahoo.co.jp

今回の記事では、私たちが住んでいる日本が直面している重要な問題「少子高齢化」についてです。これは、読んで字の如く「若い人々が少なく、お年寄りが多くなる」という現象です。これがなぜ問題なのか、改めて考えていきます。

少子高齢化によるさまざまな弊害について

まず、労働力の減少という問題があります。

労働力とは、仕事をする人々のことを指します。子どもが少なくなると、将来的には働く人々が少なくなります。例えば、お店を開ける人、道路を修理する人、新しい商品を作る人が少なくなると、社会全体が機能しにくくなります。これが「労働力の減少」の問題です。

次に、社会保障コストの増加という問題です。

社会保障とは、お年寄りや病気の人などを支えるための政府の制度のことを指します。お年寄りが多くなると、その分だけ医療費や介護費が増えます。しかし、働く人々が少なくなると、その費用を賄う税収が減少しますよね。このバランスが崩れることが問題となるのです。

さらに、地域の活性化が難しくなるという問題もあります。

都市部に若い人々が集まる一方で、地方ではお年寄りが多くなります。地方での仕事の機会が少なくなると、地方の活力が失われ、地域によって生活環境が大きく異なるという問題が生じます。

そして最後に、消費の変化という問題です。

子どもや若者が消費する商品やサービスと、お年寄りが消費する商品やサービスは異なります。お年寄りが増えることで、これらの需要が変わり、経済全体の構造も変わる可能性があります。

これらが、少子高齢化がもたらす問題の一部です。

世界から見た日本の少子高齢化に関して

日本の少子高齢化は、世界的に見ても非常に進んでいます。

総務省統計局のデータによれば、2022年9月15日時点で日本の65歳以上の人口比率は約29.1%で、これは全世界の国々の中で最も高い数値です。一方、合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産む子供の平均数)も1.26(2023年)と、先進国中でも低い水準にあります。

このように、少子高齢化は他の国々に比べて日本で顕著な問題となっています。上述したように、経済、社会保障、医療、労働力供給、地域格差など、多方面にわたる影響を及ぼしています。この問題を解決するための取り組みや政策が急務となっています。

少子高齢化が進む中で日本が見せる長所やポジティブな側面

少子高齢化が引き起こす上記の問題は、必ずしも解決不可能なものではありません。また、嶋村さんからも「事実は一つで解釈は無数」と教えて頂いていますが、果たしてこの少子高齢化問題のポジティブな側面はまったくないのでしょうか。

1、経験と知識の共有

高齢者は長い人生で得た経験と知識を次世代に伝えることができます。

これにより、若い世代は過去の教訓を学び、未来の挑戦に向けた準備をすることが可能となります。

2、技術革新

高齢者が増えることで、彼らの生活をサポートするための新しい技術やサービスの需要が高まります。これは健康テクノロジーや介護ロボット、リモートヘルスケアなどの分野で革新を促す可能性があります。

3、社会の安定

高齢者が多い社会は、若い世代が多い社会よりも社会的な安定が高まる傾向があります。これは、高齢者が持つ穏やかな価値観や社会規範が、社会全体に安定感をもたらすからです。

4、ボランティアやコミュニティ活動

退職した高齢者は時間があり、地域コミュニティやボランティア活動に参加することが多くなります。これにより、地域社会の結束力を高めることができます。

5、高齢者市場の拡大

高齢者向けの商品やサービスの需要が増えることで、新たなビジネスチャンスが生まれます。これは、健康食品、レジャー、教育、介護など、様々な分野に及びます。

 

ただし、これらのポジティブな側面を最大限に活用するためには、適切な政策や制度の整備、そして社会全体の理解と協力が必要です。また、この社会課題に対してソーシャルビジネスコミュニティ「ワクセル」でもさまざまなプロジェクトが立ち上がっています。

waccel.com

私たち一人一人がこの問題を理解し、自分たちに何ができるかを考え、行動することで、少子高齢化の問題を乗り越えていけるのではないでしょうか。

以上、MASAOでした。